皆さんこんにちは!酷暑が続いておりますが、体調は大丈夫でしょうか?
筆者は2024/7/28(日)に近年受験者も増えているSpeaking & Writingテストを受けてきました!
Speaking & Writing、皆さんご存じでしょうか。一般的にTOEICといえば、Listening & Readingが主流ですよね?
まだまだ受験者数は少ないものの、注目されつつあるテストとは何なのか?、おすすめテキストも併せてご紹介します!

※おすすめテキストを知りたい!って方はおすすめテキスト3選!をご覧ください!

(https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/test_takers.htmlより抜粋)

TOEICのスピーキング・ライティングテストとは?

あまり聞きなじみはないかもしれないTOEIC Speaking & Writing Tests(以下、TOEIC S&W)ですが、一体どのようなテストなのでしょうか。
TOEIC S&Wは、Speaking(話す)、Writing(書く)という2つの英語力を測定するためのテストです。
従来のTOEICではListening(聞く)& Reading(読む)が主流でしたが、より実用に近い能力を図るために設計されており、2007年から始まりました。

特徴

・実際のビジネスシーンに即した問題
・円滑なコミュニケーション能力複数の人間で評価
・4技能大学入試にも活用

テスト概要は?(頻度・受験料・結果)

実施頻度

TOEIC S&W公開テストは、毎月1回、日曜の午前・午後に1回ずつ実施されます。

受験料

10,450円(税込)
※日程の変更手数料2,750円(税込)

Manyu

なかなかいいお値段しますね…。

持ち物

・身分証明書
※TOEIC L & Rと異なり、受験用はがきは届きません。受験案内メールに記載の通り、IDのみの持参となります。

テスト結果について

テスト結果は以下の方法で通知されるようです。

  • 試験日から17日後:インターネットでスコア表示
    表示開始後、ご登録E-mailアドレスへご案内のメールを送信されるため、TOEIC申込サイトにログインして確認できます。
  • 試験日から18日後:デジタル公式認定証を発行
    スコア表示日の翌日を目途に、同じページで確認できます。
  • 試験日から30日以内:公式認定証を発送
    お申し込み時のご住所に発送されます。

試験の様子レポート

10:20 試験会場到着&受付

筆者Manyuは三軒茶屋にある「ジャパンテンプル大学」でした。
試験会場の選択は申請時に会場と座席のキャパシティが表示されるので、それを見ながら選択しました!

Manyu

ジャパンテンプル大学!なんか凄そう、どんなこと学んでるんだろう。

なんてTOEICに関係のないことを思っていたら、めちゃくちゃきれいな大学でびっくり。
そして、「TOEIC試験はこちら→」と表示もあって、スムーズに大学内へ入れました。
メールには「10:30~10:45の間に来るように」と記載があったので、少し早かったかなと思いつつも、試験会場となっているフロアに行くとIIBCのバッチをつけた方がいたので一安心。

受付

お名前とIDをお願いします。

Manyu

Manyuです。IDこちらです。

受付

Manyuさんですね~。待機室で、注意事項の紙読んでくださいね。
こちらペンと裏紙をメモとして使っていいですからね。

名前とID(身分証)を提示し、試験の入室までの流れや機器の使用方法が記載された紙とメモ用のペンを渡され、入室しました。
先にお手洗いを済ませていったん退出し、戻ってくると再度IDの確認と写真撮影を実施しました。
携帯は電源オフ、アップルウォッチなどの画面のある時計も外すようにとの指示があり、確認が行われたらいよいよ試験部屋へ!

10:30 試験部屋入室、試験開始

1席に1台PCがおいてあり、机の上に置かれた簡易的な仕切りがあるタイプでした。学生時代のパソコン教室のようなイメージで、お隣の人との間隔もありませんでした。
私が部屋に入ると、既にテストをスタートさせている人が何人かおり、声が聞こえてしまうのでかなり集中力は持ってかれます。少々焦りも出できました。

さあ、席につくとに周りの声に惑わされず、イヤホンをセットし、PC画面に表示されるアナウンスに従って音量のチェックなどを行います。
準備ができると間もなく、テスト開始です♪

11:30 テスト終了

Speaking Testが20分間、Writing Testが60分間あり、音量チェックなど合わせると丁度1時間半くらいで全て終了しました。

テストが完了すると手を挙げ、スタッフさんへ注意事項の紙、メモ用紙を渡して教室をでます。テスト開始時間が個人によって異なるため、ばらばらと帰宅していく人がいました。

テストの構成は?

Speaking Test

内容問題数解答時間課題概要評価基準採点
Read a text aloud
(音読問題)
2各問45秒
(準備時間 各45秒)
アナウンスや広告などの内容の、短い英文を音読する発音イントネーション、アクセント0~3
Describe a picture
(写真描写問題)
2各問30秒
(準備時間 各45秒)
写真を見て内容を説明する上記の事柄すべてに加えて文法語彙一貫性0~3
Respond to questions
(応答問題)
315秒または30秒
(準備時間 0秒
※各質問とビープ音の間に3秒)
身近な問題についてのインタビューに答えるなどの設定で、設問に答える
または、
電話での会話で、設問に答える
上記の事柄すべてに加えて内容の妥当性内容の完成度0~3
Respond to questions using information provided
(提示された情報に基づく応答問題)
315秒または30秒
(準備時間 45秒
※各質問とビープ音の間に3秒)
提示された資料や文書(スケジュール等)に基づいて、設問に答える上記の事柄すべて0~3
Express an opinion
(意見を述べる問題)
160秒
(準備時間 45秒)
あるテーマについて、自分の意見とその理由を述べる上記の事柄すべて0~5

Writing Test

内容問題数解答時間課題概要評価基準採点
Write a sentence based on a picture
(写真描写問題)
55問で8分与えられた2つの語(句)を使い、写真の内容に合う一文を作成する文法写真と文章の関連性0~3
Respond to a written request
(Eメール作成問題)
2各問10分25~50語程度のEメールを読み、返信のメールを作成する文章の質と多様性語彙構成0~4
Write an opinion essay
(意見を記述する問題)
130分提示されたテーマについて、自分の意見を理由あるいは例とともに記述する理由や例を挙げて意見を述べているか文法語彙構成0~5

どんな問題が出る?

TOEIC公式サイト(IIBC)がサンプルテストを例示しておりましたので、気になる方は是非挑戦してみてください!

https://www.iibc-global.org/toeic/test/sw/about/format/sampletest.html

それぞれの対策方法や勉強法をした?おすすめテキストは?

Speakingの勉強法

Speakinが大の苦手な私。旅行のコミュニケーションはノリで何とかやってきて、いざかしこまった場で「発言してください!」となると「単語が出てこない…!」となっていました。
そんな中実践したのが以下3つです。

  • 録音する
  • 型を覚える
  • 繰り返す

録音する
恥ずかしいですが、まずはボロボロの状態でもひとまず録音し、自分の実力と向き合います。
録音した発音と模範解答の発音を聞き比べて、抑揚があるか、詰まりやすいところはどこかを繰り返しました。

型を覚える
喋りだしを定型化し、スムーズに発言し始めることができるよう癖をつけました。
例えば、写真描写問題では、「This is a picture of a ~」と話すようにしよう、とか、意見陳述問題では「I agree that」から始めよう、など考えずに言葉がでるように型を覚えていきました。

繰り返す
最後は、”繰り返す”です。基本ですが、覚えるためには繰り返しがなによりも重要です。来れなくて、定着はなしと言っても過言ではないので、時間があるときは模範解答をシャドーイングしたり、同じ例題を何度も何度もチャレンジしたりをしていました。

Writingの勉強法

Writingは表現の多様さを試されているなという印象でした。時間が長いけれども質問がシンプルなだけに、同じ内容を違った表現で繰り返す必要がありました。さらに、ロジカルな文章構成力が必要で、そのためには意見を持ち、整理するビジネスに必要な力を図られるものだと思いました。私が実践した勉強は以下の3つ

  • (日本語で)意見、その理由を短い時間で出す練習
  • 単語・熟語のできる限りのインプット
  • 型を覚えタイピングに慣れる練習

(日本語で)意見、その理由を短い時間で出す練習
「What is your opinion about~」という意見を述べる問題が出てきます。おおよそ300文字で意見・具体例・まとめを述べますが、私はこれがとても苦手でした。
「なぜそう思ったのが」「類似の例はあるのか」など、読み手がイメージしやすく、かつ説得力のあるものでないといけないのです。
私は言語化の能力が高くないと感じていたので、5分くらいで大枠をまとめて全体の構成を作ることを日本語で何度も練習するようにしました。

型を覚える
Speaking同様、メールの定型文や論述問題の型を覚えました。
例えば、メールの返信を考える問題では、「Thank you for your e-mail about ~」と必ず記載する、だったり、実際のビジネスで使える型を使うよう意識しました。日本語と同じように、ビジネスメールのマナーがあり、これを使いこなして仕事をしたいなと強く思いました✨

型を覚えタイピングに慣れる練習
嘘みたいですが、ほんとのお話(笑)。私はまだタイピングは早い方だと思っていたのですが、意見出しをしていたり、構成をまとめたりしていると意外と時間が足りたくなるものです。日本語でタイピングは慣れていても英語を間違いなく打ち込んでいくのは慣れておいた方がいいので、是非お勧めしたいことの一つです!

おすすめテキスト3選!

おすすめ①

TOEIC S&Wテスト総合対策

設問攻略法に加え、1回分の模擬テストが付いたスタンダードの形式、確実に実力アップしたい人におすすめの1冊。
「セルフチェック」「設問別攻略法」「模擬テスト」「発信力強化トレーニング」の4つのトレーニングを通して、発信力を総合的にあげるトレーニングを行うことができます。

推しポイント

・セルフチェックで学習に入る前に現在の能力を図ることができる
・設問別に攻略法がわかりやすくまとめられている
・発信力強化トレーニングで「タイピング速度」「ファンクション」の側面をトレーニングできる。

おすすめ②

改訂版 はじめてのTOEIC S&Wテスト 完全攻略


完全初心者にはこの1冊。TOEIC Speakiing & Writingを最短で攻略するコツが詰まったテキストになっています。
TOEIC S & Wのテストまで何をすべきかさっぱりわからない、時間がない、最短で効率よく点数を取りに行きたい、などの人にはもってこいです。

推しポイント

・時間配分、困った時の切り抜け方、鉄板テンプレート、戦略的メモ取り法で実践を想定できるコンテンツ。
・満点ではなく、120点をゴールで現実的な進捗が見える。
・模擬テストは誌面とオンラインで受験ができ、本番のシミュレーションが可能。

トピック毎に見やすいイラストや押さえておくべきワードがきれいにまとめられているのもおすすめポイントです!

おすすめ③

ビギナーのためのTOEIC S&Wテスト全問題チャレンジ!/富岡恵

こちらもビギナー向けの一冊。
『ビギナーのためのTOEIC L&Rテスト全パートチャレンジ!』に続くシリーズ、TOEIC S&Wテストの入門テキストです。
初受験で全体をまんべんなく対策したい方、どういった練習をすればいいか悩んでいる方にお薦めの一冊です。

推しポイント

・TOEIC S & Wについて定年な説明で、入門書としての安心して活用できる。
・テキスト内の模試ではそれまでの学習内容が含まれており、学習定着度を測ることができる。

テスト結果

速報が届き次第、更新します。

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